美容室を開業する際、どのように内装デザインを決めれば良いか悩まれる方は多いでしょう。美容室のおしゃれな内装デザインは集客に大きく影響します。しかし、美容室の内装にはおしゃれさだけでなく、気をつけなければいけないポイントも存在するのです。 この記事では、美容室の内装をおしゃれにする4つのコツと注意点について解説します。
美容室の内装をおしゃれにする4つのコツ
経験のある内装業者を選ぶ
内装業者を選ぶ際には、これまでに美容室の内装を手がけたことがあるかを確認しましょう。経験豊富な業者であれば、問題や疑問が生じたときにも経験を活かしたアドバイスをしてくれるでしょう。また、実績がある業者には工期や費用の相談もしやすくなります。
ターゲットを意識し、コンセプトを固める
お客さんの性別や年齢、好みのファッションによって人気の店舗デザインは大きく異なります。例えば、20代のナチュラル志向の女性向けの店舗と、30〜40代の高級志向の主婦に向けた店舗では全く異なる店舗デザインになるでしょう。事前にターゲットとする性別や年齢層を定め、店舗のコンセプトを固めることが大切です。
空間に統一感を持たせる
店舗の内装は床や壁などの単体で考えず、空間全体を意識することが大切です。ひとつひとつはこだわったデザインでも、全体で見たときにチグハグではお客さんは落ち着いて過ごすことができません。内装の色や素材、質感に注意し、店舗全体を統一感のある空間にしましょう。
SNSで映えるポイントがある
近年ではSNSでの評判で利用する美容室を決める方も多く居ます。新規利用者やリピーターを増やすためにも、SNSで広めたくなる店舗づくりが大切です。例えば、店内に撮影可能スペースを設けて施術後に仕上がった髪型をSNSにアップできるようにすれば、口コミと共に写真で店内の様子も広く伝えられます。広いスペースでなくとも、人気の小物や特徴的なインテリアを設置すれば他店と差別化され、印象的な「SNSで広めたい店舗」を演出できます。
美容室デザインで人気のテイスト
ナチュラル
木目を活かした内装や観賞植物を設置し、自然のアイテムを意識した内装です。温かみのあるデザインで20代〜40代の幅広い女性から人気があります。
ラグジュアリー
シックな色合いや照明の使い方にこだわり、高級感を演出した内装です。30代以上の高級志向の女性から人気があります。
ビンテージ・アンテーク
渋みのあるデザインやユーズド感のある家具が特徴で、落ち着いた雰囲気の内装です。あえて中古のレザーのイスを使用するなどの工夫もでき、男性に人気のデザインです。
インダストリアル
「工業的な」を意味する言葉で、あえて配線を剥き出しにした天井やコンクリート面をみせた壁など、工場のような雰囲気が特徴の内装です。くすんだ色合いや無機質な質感により、20代〜40代の幅広い男性に人気があります。
美容室デザインの注意点
美容室独自の導線に注意する
美容室ではお客様がシャンプー台からセット台へ移動する、美容師が床に落ちた髪を掃除するなど、他店にはない動作が求められます。いくらおしゃれなデザインでも、移動に支障が出たりスタッフがもたついたりする店舗では、お客さんはストレスを感じてしまいます。内装デザインの際には、おしゃれさだけでなくスタッフやお客様の導線にも注意しましょう。
まとめ
美容室のデザインを決める際はターゲット層を意識し、店舗のコンセプトをしっかりと固めるのが大切です。 近年はSNSでの口コミが集客に大きく影響しており、店内に撮影スポットを設けるなど、思わず広めたくなる工夫が求められます。 シャンプー台からセット台への移動など、美容室では他店にはない動きが求められるため、おしゃれなだけでなく導線を意識することも大切です。