6ヶ月前~:店舗のデザイン・工事を依頼する
店舗のデザイン・工事を依頼
店舗物件の購入・賃貸契約が完了したら、店舗のデザイン・工事を業者に依頼します。 店舗デザインはお店のコンセプトを実現できるかに関わる重要なものです。しかも、内装工事は一度着工すると大きな変更ができないため、事前の準備がとても重要です。 内装工事自体の期間は、一般的には1〜2ヶ月が目安とされています。しかし、納得できる店舗デザインに決められるかや工事費用が予算内に収まるかなど、着工前の打合せに時間を割けるかで、内装工事の満足度も変化します。店舗のデザイン依頼・工事の依頼は、開業まで6ヶ月ほどの余裕を持って動き出すのが良いでしょう。店舗の支払方法を選定
ターゲット層や商品の価格帯によって、現金払いがメインとなるのか、クレジットの利用が多くなるのかは変化します。キャッシュレス決済を導入する場合、カード会社ごとに契約するよりも決済代行会社を利用して一本化した方が利便性が高まります。 しかし、決済代行会社の導入審査には時間がかかるため、支払い方法の選定は早めの時期にする必要があります。5ヶ月前~4ヶ月前:商品やサービスを企画・開発、仕入先を選定する
商品やサービスを企画・開発、仕入先を選定する
商品やサービスの企画・開発、仕入れ先の選定においても、店舗のコンセプトが重要になります。ターゲット層によって提供する商品・サービスの金額が決まり、仕入れ先や方法も変化するでしょう。競合店舗や、周辺店舗の価格相場も参考にしながら、メニュー開発や価格設定をおこなう必要があります。 サービス・メニュー内容が決まっても、予算内に納められる仕入れ先が見付からず、変更を求められる場合もあります。企画・開発と仕入先の選定は全てが関係し合っている事項です。最終決定までに想像よりも時間がかかることもあり、期間には余裕が必要です。資格の取得や許認可・届出を確認し提出する
個人事業主として開業する場合は「開業届」を、法人を設立する場合は「法人設立届出書」をそれぞれ所轄の税務署に提出する必要があります。また、開業する業種によっては、資格の取得が必要な場合や、開業の許認可・届出が必要となる場合があります。 許認可や届出無しでの店舗開業は違法であり、罰金や営業停止の対象となるため、自分が開店したいと思う店舗に必要な資格をしっかりと確認することが大切です。リストなどを作成し、提出漏れの無いように確実に届出を出しましょう。
3ヶ月前~2ヶ月前:採用や研修などの人的準備をする
人材の採用と研修をおこなう
業種によっては、スタッフの採用にあたって面接の他に実技試験が必要となったり、開店までに研修期間が必要となったりする場合もあるでしょう。 開店する店舗に必要なスタッフ研修期間をあらかじめ想定し、余裕を持って人材募集を始めることが大切です。オペレーションを決める
接客マニュアルなどのマニュアル作成や、顧客管理台帳の作成といったお客様に関わる部分から、スタッフのシフトの作成や給与計算方法の決定など経営に関わる部分まで、決定すべきことは沢山あります。また、スタッフ研修やプレオープンをおこなう中で、作成したオペレーションに改善が必要になる場合もあります。安心して店舗を運営できるよう、 実践と改善期間も踏まえてオペレーションを作成することが大切です。
1ヶ月前~オープンへ向けた準備をする
店舗オープンの宣伝をする
開店のタイミングに合わせ、オープンの宣伝が必要です。実際の店舗に張り紙をしたり、SNSを活用したりして宣伝をおこないましょう。 店舗の建物にオープンを知らせる掲示をすると、近隣住民に口コミで情報が広まることもあります。オープンの日時が決定したら、店舗への掲示は速やかにおこなうのが良いでしょう。プレオープンをおこなう
開店準備にあたってお世話になった方々を招き、プレオープンをしてみましょう。お世話になった方々への恩返しができるだけでなく、オープンしてからのスタッフの動きを確認することで開店にあたっての心の準備ができるでしょう。また、実際の開店時と同じように行動してみることで、マニュアルやオペレーションに問題が見付かる場合もあります。事前に問題点を把握し、改善するためにも事前のプレオープンは効果的です。